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小栗旬は今が旬

最近、読書の秋と言わんばかりの勢いで秋の夜長に本ばかり読んでいる。
勢いそのままに積読本を増やしてみたり。
その勢いはマーロウな気分で「さらば愛しき女」を再読本(厳密には再々々読)購入したり。

一旦、読書なモードに入ると中々抜け出せなかったりする。
せっかく、友人達が貸してくれた映画DVDの山に無言のプレッシャーを感じてみたり。
読書と映画鑑賞を上手に切り替えれない事で困ったり。
昔はむしろそんな状態を楽しむことが出来ていた。当時の女性関係同様に。ただ好きな映画DVDや本に囲まれていると幸せな気分に浸れる。

ちょうど、そんな気分は将来血縁関係になるであろうと勝手に予測し、姉さんと勝手に慕っている id:amenonaka さんのブログ(はてなダイアリー)で書かれている。

読みたい本に囲まれると、なんであんなにも幸せになれるんだろう。今、これからお家に帰ってあの本たちが読めることを考えただけでも頬が緩むもの。不思議。

昨日、読書モードから映画モードへ切り替えることできた。
そのきっかけは切り替えにふさわしい映画DVDを後輩が貸してくれたこと。

クローズZERO II プレミアム・エディション [DVD]

クローズZERO II プレミアム・エディション [DVD]


25年ぐらい前、鼻腔や口腔内に錆びの味を味わった、そんな青春時代を過ごしたことのある人なら、頭頂部の髪の毛がピンと立ってしまうような、そんな映画だと思う。

原作者の高橋ヒロシは『クローズ』連載中の頃からの映画化の話を全て断っていたが、完全オリジナルストーリーという条件で実現した。
クローズZERO - Wikipedia

それと「演技が出来る俳優」というのが条件だったらしい。
監督は、「殺し屋1」などでクエンティン・タランティーノに影響を与えたと言われる、三池崇史
前作の「クローズ ゼロ」では黒木メイサ以外(原作には一切女性キャラは登場しない)、期待に反して楽しめた。
作者の「演技が出来る俳優」条件を満たしていたからだと思う。
主役の小栗旬が与えられた台詞を自分の言葉にして、違和感なく演技していたのが良かったが、ツーブロックのヘアースタイルは違和感があって残念だった。
それと意外だったのが、劇場版「電車男」の山田孝之*1
電車男」のイメージが強かったせいもあってか、小栗旬同様に見事に裏切られた感じだった。
そんな前作もあって期待を胸に続編を鑑賞した。
総評として「シリーズ2作目って大体そんなもんだよね」的な作品だった。
ちょっと やりすぎた感満載で、映画だからっていくらなんでもそこまでは?的な感じだった。
そんな切り替えにふさわしい映画だった。そう、切り替えにふさわしい映画。
シリーズを通してファンになった役柄がある。
色々な意味で残念だった、実写版「デビルマン」主演の伊崎右典、央登兄弟演じる「三上兄弟」。
 
エンディングテーマ さすらいの歌(THE STREET BEATS
 
ツーブロックなヘアスタイルに違和感を感じないほど、熱烈な小栗旬のファンなら観ても問題は無いと思う。

*1:ドラゴンヘッド実写版で高橋ノブオ役だったんだと後にわかってビックリしたり