風の便りによると立春らしいですな
さて、なんとなく休日出勤である。
新製品の試作するのに設備が間に合わないから猫の手になってくれと、お願いされて出勤しているのである。はじめからうまくモノが出てくれば、なんら問題が無いのだが、そううまく進んでくれないのが、試作である。朝からずっと待機中。
そんなわけで、こうして会社のパソコンに向かってブログなどを書いているわけだ。
せっかくなので、ダイアリーに保存していた半端な下書きを編集しているわけだ。
そういうことで、ずいぶん前(去年)に観た映画の感想などを編集したわけだ。
先週からの「殺人の追憶」「オールドボーイ」「チェイサー」流れで観た韓国映画。前出の三作品が重く暗い残酷な映画に対して余計な血が流れない正統派アクション映画。
・主役のひとり、ハン・ソッキュはシャワーキャップを被った下條アトムに見えて仕方なかったし、「チェイサー」で主人公の昔の先輩刑事役で出ていたチョン・インギは、人生に疲れきった佐藤弘道おにいさんみたいだった。
・前情報がないままに鑑賞したが、スピード感あふれる追跡劇、謎解きと素直に楽しめた秀作。
・すっかり忘れていたハッピーエンドにも浸れた。ラストの展開はすこし弱いか ★★★★☆
ヌンチャク
ここ十年ほど、携帯電話の着信音は「グリーン・ホーネット」のオープニングテーマ曲だ。
それほど「グリーン・ホーネット(TV版)」が好きだというわけでも無く、ブルース・リーに憧れていたわけも無く、ただ単に自分に内包れた知覚能力が「かっこいい」と判断したからでしかない。
「グリーン・ホーネット」は、昨年ミシェル・ゴンドリによってリメイクされた。
レンタル店に行っても、さして興味を持ってなかったので観ていなかったが、昨年、会社の後輩が貸してくれた束のDVDを形成するひとつに入っていたので鑑賞した。
素直に楽しめた。ただ、もう少し徹底したドタバタコメディーでも良かった気がしないでもない。イングロリアス・バスターズのクリストフ・ヴァルツもいい味出してた。
ミュージックビデオを主に手がけてきた監督だけあってのスタイリッシュな映像美と、挿入曲のチョイスも良い。
なぜだか、会社で「加藤」君を「ケイトゥー」君と呼ぶようになった。
壮年男子はヌンチャクがほしい今日この頃。
魚が出てきた日
ドキュメンタリー番組が好きである。
まだ幼かった頃は、良質なドキュメンタリー番組が多かったと思う。とくに日曜の晩に放送していた「すばらしい世界旅行」「知られざる世界」に胸踊らされた。「すばらしい世界旅行」では、探検家ジャック=イヴ・クストー(クストー船長)と、木曜スペシャルに移行(うつ)る前のUFOの特集が好きだったし、家にあるスプーンを飛ばしたり、曲げたりして母親にこっぴどく叱られたりもした。「知られざる世界」は、子供にとって遅い時間(22:00~22:30)だったこともあり、オープニングでミイラがチラと映るシーンはほとほと怖かった。
オープニングといえば、いづれの番組も壮大で洗練された音楽だった。
特に「驚異の世界」は音楽もさることながら、映像は今見ても斬新だと思う。
当時、ドキュメンタリー番組ではないのだけれど、オープニングが怖かったのが「大岡越前」だ。理由はいまだに定かではない。
ジャック=イヴ・クストーの世界のDVDボックスに物欲を駆り立てられながらも、ちぢこまる夜に思った。