Worship the ground somebody walks on.

腹の調子が悪くて、便所の個室ドアに手をかけたタイミングで便所を開けたウィンダム。目が合った瞬間、「あっ!そうだ!そうだ!○○○さん!「ソルト」見ますよね。ちょっと、ちょっとだけ待ってください!今、速攻で取ってきますから」と右手でパーを出しながら、踵を返して走り去っていった。さすがに個室に入ることも出来ず、オーラスで役満をテンパった状態で、歪なレモン色をしたトイレボールと見つめあってしまったのが、今月頭ぐらいのこと。
アンジェリーナ・ジョリーのファンを公言している私ですが、「Mr.&Mrs. スミス」でチキショーと意気消沈してしまいがち。せっかくなので「ソルト」を観る前にファンのきっかけになった作品を観ながら、アンジー作品の復習することに。

ボーン・コレクター [DVD]

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ストーリー
科学捜査官のライムは、4年前に傷を負い手足の自由を奪われてしまう。ある日、パトロール警官のアメリアが無惨な変死体を発見。ライムは協力を求められ、動けない彼の代わりにアメリアが現場検分を行うことに。難解なメッセージを残し、次々と猟奇殺人を繰り返す犯人。そして明かされた驚愕の事実とは?!

ジェフリー・ディーヴァーの「リンカーン・ライム シリーズ」一作目が原作。原作が良すぎるがゆえに原作と比較するのはさすがに酷。よく定めた時間内におさめましたと考えたほうが精神的に楽。だってそもそも原作だとリンカーン・ライムは白人なんだもの、とかね。

ボーン・コレクター

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ちなみに「リンカーン・ライム シリーズ」では、個人的に四作目の「石の猿」が好きだし、ジェフリー・ディーヴァー原作であれば「静寂の叫び」の映画化を個人的に希望。
石の猿

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静寂の叫び (Hayakawa novels)

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何の前情報もなく、何の気なしにテレビを点けたら、ちょうど放映(やって)て、最後まで主演女優に見入ってしまったのがアンジーのファンになったきっかけ。「トゥームレイダー」以降、すっかりアクション女優という地位を確立してしまった感のあるアンジーだが、本作の演技は素晴らしいと思う。特にリンカーン・ライム(デンゼル・ワシントン)に心を開くシーン→ ライムになんとなく心惹かれていくシーン→ ラストのシーン、とナチュラルな表情、演技力に惹かれた。
折角だからと、続けて「すべては愛のために」「マイティ・ハート/愛と絆」「チェンジリング」のどれかを観ようかと考えるも、ちょっと重過ぎるので デンゼル・ワシントン→ 「トレーニング・デイ」→ イーサン・ホークの流れで選んだ、軽めの一本。

テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版 [DVD]

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「24」のキーファー・サザーランド、「グロリア」の ジーナ・ローランズ、「ベティ・ブルー」のジャン=ユーグ・アングラード、「運命の女」のオリヴィエ・マルティネスなど、名立たる俳優陣をとても贅沢な使い方をしていて、全体的にすべてが中途半端でラストがなければ普通の作品。
いっそのこと、イーサン・ホークオリヴィエ・マルティネスの役柄を交代したほうが、合ってたような気がしないでもない。すべてがもったいない感じ。
凄惨な殺人、惨殺体などのショッキングなシーンがあるが、わたしにとって、アンジーとイーサン・ホークの濃厚なベットシーンがなによりのショッキングシーンだった。
(前述の内容を含め)アンジーファンのためだけにあるような作品だとあらためて思った。

・・・と、まとめていて、アンジェリーナ・ジョリーを筆頭に、スカーレット・ヨハンソン吉瀬美智子北川景子と、私は "唇がぽってりした女性" に心惹かれるようだが、ただし叶恭子叶姉妹)は除くということだけはハッキリした、土曜午後のまどろむ中での秘め事。