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雨あがり

防犯用のセンサー付き照明器具同様の構造を、頚椎に仕込まれてしまったようで微妙な湿度変化に反応して、たびたび頭痛のスイッチが入る。

翌日、天気が崩れることを予想出来るぐらいだ。カエルよりか正確かもしれない。
車の視界を遮り始めた雨粒を、間欠ワイパーに拭い取られ、垣間見えた溶かした鉛の重いうねりの空色に似た痛みだ。
こめかみに決められたヘッドロックに対してバックドロップで返したいが、万力の如く極められているため、かろうじて自由がきく右手で相手に意思表示してみたい週日だったが、週末は辛うじてロープに振ることが出来た感じだった。

冬時期の雨上がりが好きだ。植物の色合いが増色する感じが良い。

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以前、会社にいた中国人スタッフが、「雨宿り(あまやどり)」とうまく発音出来なかった事を唐突に思い出したりした、そんな冬の寒い日。