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三余を楽しむ本とのお付き合い

読書をするのに好都合な三つの余暇。
一年のうちでは冬、一日のうちでは夜、時のうちでは雨降りをいう。
中国三国時代、魏ぎの董遇とうぐうが勉学する時間がないと嘆く弟子を諭した語。
読書三余の意味 - 四字熟語辞典 - goo辞書

先月は、読書週間(10月27日〜11月9日)という対象「月」であったり、子供達はインフルエンザ感染などの影響で案外平和な「夜」だったり、「雨」は大して多くなかったが、雨さんのブログ(はてなダイアリー)で興味を惹く本の紹介があったりと、読書に好都合な環境だった。
季節柄、昼休みに出掛けて写真を撮る対象が限られてしまうってこともあり、その時間に読書したってこともある。

そんな三余を楽しませてくれた本たち。

再々読ぐらい。ブックマートで見かけ思わず衝動買い。台風の中、車で出張した際に読了した一冊。
(今読んでる、伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」で演説の達人である響野の「幻の女」探しの話にちょっと感動した)

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))

初の桐野夏生作品。ハードボイルドというジャンルを女性が書いているか前から気になってた。出張中に一気に読了した一冊。

顔に降りかかる雨 (講談社文庫)

顔に降りかかる雨 (講談社文庫)

前々からかじり読みしてた。バーグ・シリーズの2作目。

赤毛のストレーガ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 189-2))

赤毛のストレーガ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 189-2))

9月に伊坂幸太郎(グラスホッパー)作品デビューしたこと、読んでるジャンル(ハードボイルド)が偏ってしまってたことなどの理由。

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)

伊坂幸太郎作品でワンクッション置いたので、「ガリ」っとしたハードボイルドに返り咲く意味を含め、再度新たに購入。

「キラー・イン・ザ・レイン」(短編集)の一作目を読んでて、チャンドラーが足りないって思い立ち、たぶん再々々ぐらいで新たに購入し読了。

【 総 括 】今後はジャンル的に偏ることなくバランスよく摂取することを推奨します。

雨さんのブログで紹介のあった本を探しに行ったら置いてなくて、早川って書いてる本棚の前で青竹踏みは健康にいいが、地団駄踏みは不健康なことだと気づき、思わず手持ち無沙汰を感じてしまって積読本追加。

川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)


静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

静寂の叫び〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)

ナイトホークス〈上〉 (扶桑社ミステリー)

上下巻の上巻だけを 2冊買うところなんか、なんだか男気を感じるところだ。

そんな積読本が崩れ潰されることより、有無を言わさずにブックマートに追いやられる危険性のほうが怖いので、これからは本を買うより本棚を買うことを優先する。