魅力半減な髭面
パリより愛をこめて Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)posted with amazlet at 10.11.25ワーナー・ホーム・ビデオ (2010-09-15)
売り上げランキング: 2290ストーリー
若き駐仏アメリカ大使館員リース(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、エージェントとしての華やかな活躍を夢見ながら地道な諜報活動に従事していた。
しかしそんな彼の生活は、麻薬捜査のためにパリに乗り込んできたCIAの超凄腕諜報員ワックス(ジョン・トラボルタ)とタッグを組まされたことで一変する。
相手に有無を言わせず銃をぶっ放すワックスに、人を撃った経験のないリースは唖然とするばかり。
唯一の心の慰めは結婚間近の優しい恋人キャロリン(カシア・スムトゥニアク)の存在だ。
そんなチグハグな彼らの捜査だが、やがて二人は来仏するアメリカ政府要人の暗殺が計画されていることを知る。
そして自分達しか知らないはずの情報がどこかから漏れていることも・・・。裏切り者は誰なのか?
そして二人は暗殺テロ計画を阻止できるのか!?
前回から引き続き、最近あまり重い作品を受けつけない気分なのでDVDの山から発掘したもの。
- リュック・ベッソン原案、ピエール・モレル監督で「96時間」コンビの最新作
- 早々にドンパチが始まってサクサクっとエンドロール。爽快大味アクション映画
- 敵の新興宗教なテロ組織も観終わってしまえば、二人とマネキンしかでてこない。結局、その一人は教祖様?などと深く考えること自体野暮なのかもしれないし、その適当さ加減が(いい意味で)作品の魅力なのかもしれない
- その魅力の8割、9割ぐらいはスキンヘッドのジョン・トラボルタが占めていると思う。トラボルタ主演で好きな作品は「ミッドナイトクロス」と「パルプ・フィクション」の二本(次点「ソードフィッシュ」)。この二本に文句無しに付け加えた一本
- そんな
悪のアクの強い相棒に任命された、CIA諜報員を夢見る若き駐仏アメリカ大使館員のジョナサン・リース・マイヤーズ。花瓶を持たされるはコカインを舐めさせられるわで振り回されっぱなしではあるが、バランス的にとてもいい感じだ - タイトル「パリより愛をこめて」は、007シリーズ「ロシアより愛をこめて」へのオマージュらしく、劇中ラジオから流れる曲「Close to You」はカーペンターズではなく、「ロシアより愛をこめて」のテーマソングを歌ったマット・モンローのもの
- ただ、ぽっちゃり体型で走って飛んで転がって、容赦なく色々なモノを打ち撃ち討ちまくるトラボルタなのだが、彼の一番の魅力であろうケツアゴにヒゲが蓄えられてあったことが、非常に残念だった