You talkin' to me ?

ニッサンのバネットという自動車が、ニューヨーク市のイエローキャブに選ばれたらしいです。

日産自動車は5月4日、米国ニューヨーク市のタクシーに、同社のバン「NV200」をベースとした専用車両が選ばれたと発表した。2013年後半から導入が始まり、1万3000台全車が同車になり、10年間使用される。

イエローキャブ」の通称で知られる同市のタクシーは、2007年から次世代型を検討する「タクシー・オブ・トゥモロー」プロジェクトを開始。2009年12月に自動車メーカーからの提案を募集した。最終選考には日産と米国フォード・モーター、トルコのカルサン・オートモーティブが残り、最終的に日産が選ばれた。

日産「NV200」がNYの次世代“イエローキャブ”に」より一部抜粋

ニューヨーク市街には、「Don't HONK(警笛禁止)」「$350 PENALTY(罰金 $350)」と標識が掲げられている場所があるらしいです。
それほど街にはクラクションが溢れていて、不快に思ったりストレスを感じたりする人が大勢いるということなのでしょうね。
ちなみにバネットはそのあたりも対策してあるみたい。

クラクションは車外灯と連動することで音量を抑え、騒音低減を図っている

日産「NV200」がNYの次世代“イエローキャブ”に」より一部抜粋

ニューヨーク市長(マイケル・ブルームバーグ)は、クラクションの音自体を「角の取れた音」に変更することを検討しているとか。
俄然興味が湧いてきますね「角の取れた音」。
ニューヨークの街並みに溶け込むような「角の取れた音」を咄嗟にイメージなどできませんが、ぽわわあああんだとか、みゅにゃにゃにゃあんだとか、ぴゅるるるうんみたいな感じでしょうか。考え出すと興が尽きませんね、どってこどってこと宮澤賢治みたいな音とか。

それはそれで、色々と様々な環境に良い話題(こと)なのですが、ちょっと心配になってくることがあります。

映画『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』などの傑作を物にしたマーティン・スコセッシ監督の次回作が、代表作の映画『タクシードライバー』のリメイク作品となる可能性が出てきたとScreenDailyが報じている。同作は、『タクシードライバー』をまったく違った五つの方法でリメイクした作品になる予定で、デンマークのラース・フォン・トリアー監督が参加するとみられている。

マーティン・スコセッシ、『タクシードライバー』のリメイクを発表より一部抜粋」

タクシーが背の高い日本製のバンで、クラクションがどってんぽろろんみたいな音だったりするだけで、まったく違った作品になってしまいますね。炭酸の抜けたウィルキンソン社製ジンジャーエールみたいな。

 

ラース・フォン・トリアー監督は、ずいぶん昔にワウワウ(カタカナ表記にするとWOWOWも違ったものに見えますね)で放映した「キングダム *1」を観たとき、尻小玉を引き抜かれてしまったので、なんともこれ期待しているのですが。

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*1:後にスティーヴン・キングがリメイクした「キングダム・ホスピタル」は正にまったく違った作品でした