早朝の来訪者

朝早い時間から、階下で猫が騒がしい。

親子して喧嘩でもしているのだろうと、寝返りをうてば、ただならぬ様相である事を、サッシ窓や壁を伝う衝撃音が知らせる。
おぼつかない足取りで階段を下り、リビングへのドアの前に立ったところで、声の主は娘猫(ハナ)である事を理解した。
ドアを開ければ、親猫(ウメ)が、毎朝の習慣通りに、ころころと喉を鳴らしながら、足にまとわりついて みぃーと短くないて朝飯を要求(ねだ)った。
カーテンを引いた薄暗い室内に目を凝らせば、庭に面した大きな窓のカーテンが激しく波打っていて、その波間からハナの興奮した威嚇声が轟いている。

カーテンを静かに小さく開けてみたら、犯人はそこに居た。

f:id:sharon6q:20120808160603j:image:w360

f:id:sharon6q:20120808160602j:image:w360

f:id:sharon6q:20120808160601j:image:w360

f:id:sharon6q:20120808160604j:image:w360

最近、毎朝やって来ては、カーテンの隙間から室内を覗き、サッシ窓を猫パンチしている様子。
おかげで、目覚まし時計要らずで、毎朝猫の威嚇声で目を覚ましている。